実験が上達する教わり方

大学・薬学・京大



こんにちは、てまごんです!


京大薬学部卒です。

4回生〜6回生の間、研究室に所属していました。

新しく入った研究室などでは、先にいた人から実験を教わることになります。

今回は、そんな時に気をつけた方がいいことをまとめてみました。

研究室に配属されたばかりの方、これから研究室生活が始まる方に、参考にしていただきたい内容になっておりますm(_ _)m


目次

最初にまとめからです。

筆者が気をつけていたポイントは下記の通りです。

①メモを細かくとる
②原理を理解する
③「自分は何も知らない」というスタンスで


順番に解説していきますね。


①メモを細かくとる



「次は自分一人でやる」という意識で、事細かくメモしましょう(さすがに先輩が見てくれるとは思いますが)。

単に実験の流れをメモするだけではなく、教えてくれる人の一挙一動すべてをメモします。


試薬の場所、プラッテ上の物の配置、ピペットマンの先はチューブに付けていいのか、ピペッティングまたはボルテックスはして良いのか、常温かオンアイスか、手袋はどんな時に取り替えてどんな時に継続使用しているか、などなど…


何気ない言葉や細かい動きに、実験がうまくいくノウハウが詰まっていることが多いからです。

その時は重要性が分からなくても、自分で実験するようになって「何故かうまくいかない…」という時にメモを見返すと、大変参考になりますよ!


②原理を理解する



今は便利なキットや機械がたくさんあります。

しかし、その裏に隠されている原理を理解せずただ試薬を混ぜるだけでは、小学生レベルです。

必ず、そのキットや機械を使って自分が何をしているのかを理解しましょう。


例えばその試薬を混ぜた時DNAはどんな状態にあるのか、機械はどんな原理を使って何をしているのか、なぜその温度でやるのか、その試薬は何のために加えるのか、等…


原理を理解しないと、トラブルシューティングできません。

トラブルシューティングできるようになって始めて、「実験を覚えた」と言えると思います。


原理を考えて役に立った実例

核酸の実験中、ラボの共通試薬が切れていたため自分で作り直したが、結果がうまく出ない。

理由を考えていたら、その試薬のpH調節をしなかったために核酸が変性したことを指摘された。

改めてpH調節をして行ったところ、実験はうまくいった。

これは、核酸の性質と試薬の性質を総合的に把握していなかったために起こったトラブルであった。


③「自分は何も知らない」というスタンスで



これは、とある先生に言われて心に残っている言葉です。

新しい場所に行った時は、もし既に知識があっても、相手が年下でも、「自分は何も知らないので教えてください」という気持ちでいることが大切だと。

そうすると、教えてくれる人が増えるのです。


逆に「自分はもう知ってるからいいです」という姿勢でいくと、誰も教えてくれなくなります

自分の成長が止まるだけでなく、そのラボにそぐわないメソッドで実験をやって迷惑をかけることにもなりかねません(こういう人、何人か見たことあります)。

無用なプライドは捨てましょう。


最後に



繰り返しになりますが、筆者が気をつけていたポイントをまとめます。


①メモを細かくとる
②原理を理解する
③「自分は何も知らない」というスタンスで



実験の疑問は、後々になってからでは質問しづらいものです。

教わったら早めに原理を勉強し、理解するようにしましょう^ ^

最後までお読みいただき、誠にありがとうございましたm(_ _)m