生物系研究室に入ったら最初にやっておきたいこと

大学・薬学・京大



こんにちは、てまごんです!


大学4回生〜6回生まで、バイオの研究室に所属していました。

今回は、筆者がバイオの研究室に入って「早めにやっててよかった!」「早くやっておけばよかった!」と思ったことをまとめていこうと思います。

バイオ研究室に所属が決まった学生さんや、所属中の学生さんに、参考にしていただきたい内容になっておりますm(_ _)m


生物系研究室に入ったらやりたいこと

最初にまとめから述べると、下記の通りです。


・『科学の健全な発展のために -誠実な科学者の心得-』を読む
・『Essential 細胞生物学』を読む
・論文を読み漁る
・原理や根本を考える癖をつける
・スケジュール帳を作る
・メール処理を早くする
・プレゼンを上達させる
・Officeの使い方を勉強する
・研究室の学生に、その人1人1人のテーマについて教えてもらう



順番に解説していきますね。


『科学の健全な発展のために -誠実な科学者の心得-』を読む



題名の通り、科学実験・研究をする人が心がけておきたいことがまとめられています。

科学者としての心構え、実験ノートの書き方など、基本を知ることができる良い資料です。

研究室によっては、入ってすぐに読むように言われるところもあります。


筆者はこれを読んで、

・実験をすることの意義
・動物や自然環境に配慮した実験
・正しい実験をするために考えておきたいこと

など、科学者として重要な心構えを作ることができたと思います。


学生といえど、日本を支える実験をすることに変わりはありません。

ネット上で無料で読めますので、ぜひ早い段階で読んでみてください。


▶︎科学の健全な発展のために -誠実な科学者の心得-

『Essential 細胞生物学』を読む



バイオの研究を進めていく上での基礎知識がまとめられています。

この『Essential 細胞生物学』の本の内容が頭に入っているのといないのとでは、物の見方がずいぶん変わってくると思います。


効果としては、この本を読むことで実験の内容や意味が1つ1つ分かってくるので、単純に楽しいですしモチベーションも上がります。

また、正確な知識が増えるので、進捗報告会などでもより有意義な議論ができるようになります。


細胞分子生物学の王書『The Cell』の要約版みたいなもので、図も同じものが使われていて分かりやすいですよ。

そこそこ分厚いので最初は読むのに時間がかかると思いますが、バイオ研究をするなら圧倒的におすすめです。

▶︎『Essential 細胞生物学


下記の記事も参考にされてみてください。

▶︎『The Cell』『Essential』細胞分子生物学を学ぶにはどちらがいい?


論文を読み漁る



研究テーマが決まったら、そのテーマに関連する論文を読み漁りましょう。

論文は読めば読むほどスピードが早くなります。

早めに慣れておくと後々すごく楽です。


論文の検索方法は下記の記事に詳しくまとめましたので、参考にされてみてください。

▶︎効率のいい分子生物学系論文の検索方法 【完全手順書】


原理や根本を考える癖をつける



実験でもなんでも、物事を見るときに「なぜ」を付けまくりましょう。

そうすると、科学研究において役立つ思考を得ることができます。

つまり、物事の原理や根本を理解することができるようになるんです。


また、「なぜ?」と思ったことをスルーせずに時間を取って調べる癖をつけると、それだけで本質的な知識がつくので賢くなることができると思います。


最初はこの項目の重要性を感じにくく、また時間も取りづらいかもしれませんが、意外と基本的な知識って後々になると聞きづらくなることもあります。

疑問は早めに解消しておきましょう。


スケジュール帳を作る



実験スケジュールを考えるのに、手帳やカレンダーは必須です。

記憶力のいい人でも把握するのが難しいほど、多くのスケジュールが入ることになると思います。


実験内容や雑務、会議など、研究室関連の予定は全て一元的にまとめておくのがおすすめです。

ネット上の素材でも良いので用意しておきましょう。


メール処理を早くする



研究室に入るとかなり多くのメールが回ってきます。

業務連絡、試薬等の発注確認書、先輩・後輩とのスケジュールの調整などなど。

もたもた処理してるとそれだけで時間が過ぎてしまいます。

メールには早く慣れて、回ってきた連絡はその場ですぐに処理する癖をつけておくといいと思います。


プレゼンを上達させる



研究室に入ると、進捗報告会や論文紹介、学会、卒論など、プレゼンでアピールする場が山ほどあります。

上手いプレゼンや資料の作り方について勉強しましょう。


論文紹介(ジャーナルクラブ)におけるプレゼンのテクニックについては、下記の記事にもまとめてあります。

参考にされてみてください。

▶︎パワポを使ったプレゼンのコツ【科学論文紹介・完全手順書】

Officeの使い方を勉強する



Word、Power Point、Excelの機能を使いこなせるようにしておきましょう。

この3つは研究室に所属している人なら誰でも使う機能だと思いますが、いざデータをまとめようとするときには多忙なことが多いです。

ソフトの使い方も同時並行で勉強するのは大変だと思います。


使ったことのない人・使い方に慣れていない人は、基本的な操作だけでも早めに習得しておくといいでしょう。


研究室の学生に、その人1人1人のテーマについて教えてもらう



最初は研究室に関する知識が少ないため、セミナーに参加してもちんぷんかんぷんでしょう。

話の分からないセミナーほどつまらないものはありません。


しかし、1人1人が「何を目指してどんなことをやっているのか」を知っておくと、発表内容が分かりやすく、セミナーが退屈にならずに済みます。


また、「この人はこの分野・この実験に詳しいから質問してみよう」と、自分が困ったときに頼る相手を探すのにも役立ちますよ。


まとめ



繰り返しになりますが、バイオ系研究室に入って最初にやっておきたいことは、下記の通りです。


・『科学の健全な発展のために -誠実な科学者の心得-』を読む
・『Essential 細胞生物学』を読む
・論文を読み漁る
・原理や根本を考える癖をつける
・スケジュール帳を作る
・メール処理を早くする
・プレゼンを上達させる
・Officeの使い方を勉強する
・研究室の学生に、その人1人1人のテーマについて教えてもらう



皆様の有意義な研究室生活のために、参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございましたm(_ _)m